『失敗しない太陽光発電』

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ご自宅の屋根に太陽光発電システムをご検討のお客様へ、

とても簡単にできる、『失敗しない太陽光発電の施工店選び』の方法をお教えします!

 
ズバリ、ブログなどで、工事の現場を見せることができるか?」ということです。

ただし、ホームページの施工事例などは、WEBサイト作成の時点で

どうにでもできるので、要注意です。

もちろん、一概には言えませんが、工事の品質が悪い(手を抜いている)とか、

補助金の規定違反をしているとか、メーカー指定の工法に沿っていない場合などは、

やっぱりブログなどで公開できませんよね。

まずは、その施工店がうたう「安心!自社施工」 の様子を

屋根上から工程ごとに見せてもらいましょう。

できれば、その現場(お客様宅) を実際に見せてもらいましょう。

その際に、少しでもモゴモゴ言う担当者は、疑って間違いないでしょう。

例えば、 レストランなら、ホールに居るウエイトレスやウェイターが、

「営業マン」ですし、厨房(裏方)で実際に料理しているのが、

電気工事や屋根工事の「職人」たちですよね。

注文を取ってくる仕事と、実際に商品をつくる仕事に分かれます。

そういう意味では、太陽光発電の設置も良く似ています。

メニューを見て注文を受けるお客様に「今日は○×○×がおすすめですよ。」

と言ってご注文を取り、伝票に代金を記載して、オーダーを厨房へ伝えたとします。

しかし、そのウェイターが、おすすめして、注文を取ったのはよいが、

「本当は、その料理が、誰が、どんな材料を使い、どんな下ごしらえをして、どんな調理方法をしているか?」

を全く知らないでお客様におすすめし、注文をとっているとしたら、どう思われます?

わたしは、ゾっとしますし、お店も疑います。

さらに、料理を作っている所を見せれない、見られたくない・・

というお店には絶対に行きたくないですね。

もちろん、お店のスタッフ全員が、店や仕事に誇りなど持てない筈ですよね。

実はこの「太陽光発電やオール電化」などの工事においては良くある話なのです。

つまり、売っている本人(営業マン)自体も、

・どんな住宅(屋根)の構造なのか

・どんな材料を使っているのか

・どんな工法が最適なのか

  

など、わかって販売していないケースがほとんどなのです。

だけど、売る為には、キャンペーン、モニター、

実績作り、激安!格安!限定!・・・・何でも言いますヨ。

売れてさえしまえば、後はお客もわからない・・

しかも、かかる手間を省き、使う材料などを落とせば、

利益はどんどん出るわ出るわ・・・

という会社がたくさん存在するのです。 

つまり、 料理とは違って、何が美味しくて、何がまずいかが判らないことばかりだから。という理由で、誰でも分かる「メーカー」、「価格」、「保証内容」だけで比較しようとすることが大きな間違いなのです。

太陽光発電システムは、大きな初期投資が必要です。

まずかったから、次は別の店で…という訳にはいきません。

一番良くないのは、美味かったか、まずかったかも分からずに店をでることです。

太陽光発電や、オール電化などは、 

 間違いなく、建築工事であり、住宅設備機器であり、電気設備です。

それをあたかも、物販であるかのように、家電品のようにみせたりすることで、

得する人が誰で、結局は後で泣くのは誰でしょうか。

ひとつだけ質問をさせてください。

A店: 適正な材料と手間をかけて近所で評判のレストランだが、

           少し高いので、特別な時だけ利用する。 

B店: 材料や手間などはコストダウンを図っているレストランだが、

           とても安いので、普段から利用する。

さて、お客様はどっちのレストランを選ばれますか?

・・・・・・

・・・・・・

どちらも、商売としては正解だと思います。

実際に私たちのまわりにはA、Bどちらのレストランもたくさん存在しています。

ただし、 住宅の「屋根」に太陽光発電を設置する際の

お店だけは絶対に「A」を選んでください。

なぜなら、屋根の上という「劣悪な環境」において、

絶対に手間を省いたり、施工方法を間違うわけにはいきません。

それでは、福岡市博多区のS様邸の太陽光発電の工事を一部始終お見せします。

東芝のアンカー工法です。瓦に穴を開けて、アンカーを立ち上げ、架台を設置する工法ですので、

アンカーボルト穴の防水処理の施工技術が重要な施工方法です。

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↑ 支持点の瓦を剥いで・・

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↑ 補強板を「垂木」へ固定します

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↑ 補強板へアンカー金具を固定します

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↑ 地上で瓦に穴を開けて・・

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↑ バックアップ材を入れて・・

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↑ 瓦を葺き直して・・

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↑ アンカーボルトを通した回りにシリコンを充填します

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↑ 専用の防水ゴムキャップを圧着して

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↑ さらに専用のシートで水上側へ貼り付けます

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↑ これが、アンカーの完成部分

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↑ アンカーへ架台(ラック)を取付けます

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↑ この時に、瓦に配線が着かないように架台へ結束します

※この工程はとても重要です!省いてしまうと数十年の間、配線は瓦の上に垂れ下がり、配線が損傷してしまいます。

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↑ 電気の配線は露出(壁の中などに入れない)なら、手間は数倍かからずに施工可能ですが、
基本的には隠蔽配線にします。(露出と隠蔽では耐用年数、安全面、美観ともに全く違います。)

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↑ 太陽電池モジュールを設置していきます

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↑ 西面に3枚と・・

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↑ 南面に12枚設置して、合計15枚×240Wで、3.60KWのシステムが完成!

仕上がりはバッチリ!バラつきなく、面がでています。

最後になりますが、冗談ではなく、

太陽光発電を設置した後に「後悔」しないためにも、

自信を持って現場を「公開」している工事店を選んでください。

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株式会社エコテックス 代表取締役 伊佐 宣之