月別アーカイブ: 2018年10月

現場の仕事に“投資”する。

昨日はマンション・リフォームの現場のキッチンに左官さんがタイル張りの施工を行ないました。

本当は、既存のフローリングの床へタイルを上貼りする内容での見積りや施工内容のはずだったのですが、フローリングと床タイルとの段差が4mm発生するので床見切りで段差を調整することを大工さんが許さず…

結果的には、既存のフローリングを全て剥ぎ、合板下地に張り替えて、床の高さをミリ単位で調整することに。

ですので、リビングのフローリングと、キッチンの床タイルには、完全に段差が無くなり、予定していた*沓摺(くつずり)も必要無くなりました。

*沓摺(くつずり)・・・床の見切り材のこと。

普通の大工さんなら、会社の指示や施工内容の通りに仕事をした方が、材料も手間もかからず、早く仕事が片付くので、そんなことはわざわざしないのでしょう。

こういう職人の仕事が私自身が、大好きなので、お客様にそのコストを負担頂かなくても可能な範囲であれば、会社の予算を削ってでも、こういう職人の施工品質への“こだわり”や、お客様への“思いやり”を優先します。

結果、お客様に喜んで頂けるので、また仕事が貰えて、会社的にもそのコストはリターン出来るのです。

つまり、職人たちは、自分達の技術や技能、手間や労力を“投資”し、

会社は職人の良い仕事に対しては、本人の負担にならないように経費を“投資”します。

これ、必ずリターンがあるので、15年間連続黒字の経営が出来るのです!

逆に、評判が悪く、儲からない会社や、潰れるような会社は、その現場で材料をケチり、手を抜き、なるべく楽して、少しでも儲かろうとするのがダメなんです…

あ〜!このカラクリは企業秘密やん(汗)

その隣の和室では、大工さんがコンクリートの床に“直貼りフローリング”を張って洋間へ造作してくれています。

実は、ここの元和室と、リビングの間にある建具回りにもまた大工さんが結構な“投資”しちゃいました…

こんなに現場でお客様の為に“投資”ばっかりして、本当に会社は大丈夫なのか⁉︎ と、たまに不安になりますが、そんな“職人達”のおかげで自信を持って仕事を取って来ますし、何よりもこうやって工事中の現場をブログにアップ出来ます。

だって、厨房で調理中の様子を見せれないような飲食店は、絶対マズイでしょう(笑)工務店・リフォーム屋も一緒!

このブログも2008年6月から始めて、10年を過ぎました。

わたしの仕事は、シャイで真面目で誠実な職人達の仕事を、お客様にお伝えすること。

これ、10年前もこれからも変わらないように、職人達の仕事を中心にブログを書いていこうと思います。

勝手にやらないという施工技術…

今日は快晴の秋晴れでしたね。少し暑いくらいでした。寒がりで、暑がりの私は、長袖シャツ一枚で過ごせる、こんな季節が好きです。

だけど秋よりも、春の方がもっと好きですね。

さて、本日もマンション・リフォームの現場では大工の造作工事とバスルーム組立工事が進んでおります。

マンションですが、床材は既存のフローリングへは、無垢床材の上貼り。

和室や絨毯貼りの部屋には直貼りフローリングを貼るという、複合的な床材の施工となります。

後々、下の階から騒音のクレームとか来たらマズイですし、今時の直貼りは、遮音フローリングでないとダメですからね(*’-‘*)ノ

和室だった6畳の部屋を、洋間4.5畳+ウォークインクローゼットへ造作工事中…

元、押入れだった部分の床のコンクリート高さが低かったので、急遽、左官がモルタルで高さを揃えに。リフォームは解体しないと分からない部分があるとは、こういうことを言います。

ついでに、玄関の石製の框も、なるべく段差を無くす為に解体して、左官さんがモルタルで補修してくれました。

大工さんが造作工事を進める傍ら、バスルームの組立工事も行われています。

実はこの現場のバスルームの窓がとても大きく、アクセサリー類が標準位置に取付け出来ないことは、予めお施主様にもお伝えしてました。

梁型の下に『ランドリー・パイプ』は厳しいかも…とか、『シャワースライド・バー』も、窓開口をまたいで取付けれないかも…

こんな感じでバスルームの組立が始まりました。

こういった場合、うちの現場に関わる職人の偉いところは『勝手に施工しないこと』なんです。

簡単に、『聞いてないです…』とか、『これが標準位置なんで…』とか、『いつも、こうやってますもん…』とか言って勝手に施工するのはNGです。

例えば、ユニットバスに、ランドリーパイプの受け(ブラケット)が梁下には厳しいという内容を、

こうやって現場で分かり易くシミュレーションして、職人さん自ら報告、相談してくれます。(とても有り難いことです。)

結果、勝手にはやらないので、梁下への取付けをあきらめて、梁へこんな感じにバッチリ施工してくれました。

これだけ報告・連絡・相談をしてくれるのですから、その判断と責任は全て私か、施工管理者になります。

次は、シャワースライド・バーは、窓をまたいで取付けが可能だか、これで良いか?という連絡が入って来ました。

かなりギリギリですが、取付け可能ということを、取付け前に、こうやって確認してくれます。

これは、理想的な収まりなので、GO!を出しました。

ほぼ、ミリ、センチ単位での世界ですが、少しでもお客さんの使い勝手や、現場の納まりを職人たちが考えてくれ、相談してくれることによって、お客様とのトラブルやクレームを無くすということに繋がっています。

それは過去にたくさんの失敗をして来た経験からくる知恵でもあります。

バスルームの組立、お疲れ様でした〜!

マンション・リフォーム着工。

今月の頭から、マンションの全面リフォームを着工しました。

いつものメンバーで仕事に掛かります。

解体初日は、全員で解体、搬出の作業です。

キッチンのウォールキャビネットも垂れ壁から解体されています。

1ヶ月ちょっとの工期です、みんな頑張るぞー!