月別アーカイブ: 2017年5月

瓦に配線を通す⁉︎

今日は朝から新築物件の太陽光発電の設置工事へ。

指示瓦を固定して、横ラックを配っています。

今回は、配線を屋根上に露出させずに、『配線瓦』を使って小屋裏へ配線を通します。

ですから屋根上には配線が全く見えないので、美観が良くなります。

瓦を剥ぎ、貫通穴を開けて、防水シート(ルーフィング)に切込みを入れて、『止水プレート』を差込み、左右→上の順だ防水テープを貼ります。

配線瓦の両サイドにはコーキング処理して…

配線を通して、シールパテで配線の隙間もふさぎます。

最後にキャップをビス固定して完了。

これで屋根上から小屋裏へ配線が可能となりますし、この上にさらにパネルが載りますし、物理的には雨漏れの心配もありません。

 

最後にモジュール(パネル)を設置して完了。

平屋の屋根が大きいので、パネルがちょこっとに見えますが、30枚(太陽電池容量:6.60KW)もあるんですよ〜

屋根上の工事、無事に完了しました。

新築なので、宅内の電気工事はまだまだ先へ続きます。

しかし、今日は暑かった (´Д`ι)

 

 

リフォームの見積り依頼はするな⁉︎

友人の奥さまからのご紹介で、ご高齢のご夫婦のお住まいの、2階の住居を、1階の店舗へ移動するリフォームのご相談を承りました…

こちらはすでに廃業された一階の店舗。

今は、二階で生活されていますが、一階をリフォームして住居スペースへ。

左が工事前(ビフォ→)で、右が工事後(アフター)のプラン図です。

なんせ、間口が狭く、奥行がある商店ならではの間取りですので、まずはリフォームのプラン作成が最初の仕事になります…

寝室を一番奥にして、水まわりを真ん中にもってきてみたり…

寝室を中央に配置して、水まわりを奥にしてみたりと、訪問介護のスタッフさんやケアマネジャーさんを通じて、リフォーム・プランを何度も打合せてはプランを変更し、お客様にご検討頂き、ご意見をもらっています。

そんなこんなで、夜中まで残業をしている時に考えたこと…

 

一般的にリフォームをするにあたりお客様は大体、『見積り依頼』をされますよね。

これが、そもそもの間違い。

え〜〜⁉︎

リフォームは業者に見積りを依頼をすることから始めるんじゃないの⁉︎

もちろんリフォームの規模にもよりますが、例えば〝トイレ‘’をリフォームしようと複数の会社に『見積り依頼』をされたとしましょう。

相見積りを複数社にされた時点で、基本的には、大きくふたつのパターンに分かれます。

① 複数社共に、全く同じ工事内容(設備機器も含めて)で見積り依頼をする。

② 複数社に現地調査をしてもらい、希望、要望を伝えて、それぞれの業者にリフォームのプラン(計画)や提案をしてもらう。

さて、どちらがリフォームが成功するのでしょう。

はい。正確は、②です!

①は、業者による見積りの金額の差を比較しているだけ。逆にそれが目的なら正確!

①には担当者からの経験、能力、感性、ノウハウの入った提案などが入る余地はありませんし、そもそも、お客様と業者もの信頼関係などは構築出来る訳がありません。

だから、金額の比較と、担当者の印象で『この業者にしよう!』となります。

②は、見積りをする前に、お客様と一緒に色々なおしゃべり(お打合せ)をして、お客様が何を望んでおられるのか?どこまで工事をして、どういうトイレにリフォームするのが合理的なのか…

まずはリフォームのプラン(計画や工事内容)が先で、見積り(金額の計算)は後からです。見積り依頼の前に、『リフォームプランの作成依頼』でしょうか。(もちろん、大体のご予算をお聞きした上で。)

スキルの無い担当ほど、便器や手洗いなどの設備機器の話しにもって行きます。『商品』の説明なら新人でも大丈夫ですからね…

『もの』を売りたいから、お客様の視点をそこに向けさせます。

『節水が、今の便器と比べて◯◯%も!』

『この◯◯機能で、お掃除が楽になりますよ!』

『今ならキャンペーンで5年保証を付けますよ!』

ほとんど、メーカーのカタログにある商品のセールスですね。そういう私も、若い頃はそうでした(笑)

リフォームを成功させる担当者は、お客様に『もの』を売っていません。見積りなどは、一番最後の作業で良いのです。

見積りを依頼する前に、リフォームのプランを先に依頼することがとても大切です。

その中で、良いと思うプランを立ててくれた業者にだけ、『見積り依頼』をお願いすれば良いのです。

洋服を買うときに、値札が先で、洋服を見るのが後っていうこと、ありませんよね⁉︎

やはり、出来る担当者は、お客様に感情移入していますし、リフォームのプラン作りに没頭して、毎日、毎晩、夢の中でも考えています。

だからこそ、お客様のことを良く知る必要があるので、結果として雑談(リフォーム工事とは直接的に関係性の無い話し)がどうしても多くなります。

ですから、お伝えする為の資料つくりが大変です。

ですから、何度も現地調査を行います。

ですから、どうしても熱くなってしまいます。

ですから、安い見積りなどにはなりません。

 

そんな担当者に出会えたら、すぐにその会社に頼みましょう。きっと、そのリフォームは成功して、一生のお付き合いが始めることでしょう。

おしまい。

SW工法の家|福岡市西区T様邸

今日は、午前中、西区横浜のお客様から外壁塗装と玄関ドアのカバー工法リフォームのご契約を頂き、午後からは、お世話になってます工務店の先輩社長の新築物件への太陽光発電の工事に行きました。

昨日、上棟されたばかりの平屋の屋根に瓦屋さんと一緒に瓦桟を取付けして…

支持瓦を取付けするための“補強板”を取付けしました。

今日の作業は、ここまで〜〜

ちなみに、こちらの新築はSW(スーパーウォール)工法の高気密・高断熱の住宅なのですが、何よりも現場の仮設トイレの壁に貼ってある注意書きに感動しました‼︎

ハウスメーカーや工務店は、星の数ほどありますが、職人達が使う仮設トイレに、社長からのこんなメッセージが書いてある会社はなかなかありません。

実際、現場はとてもキレイで、現場用の灰皿には…

ちゃんと“フタ”までしてあります!

現場の仮設物がそれくらい丁寧ですので、見てください、この断熱と気密処理の丁寧さを!

気密テープの切り方や、断熱材の充填や綺麗なカット処理は、その辺のケーキ屋さんのモンブランより丁寧ではないですか!

なかなか、こんな新築現場は見かけません。

こういう良心的な工務店さんが建てる家は、結果的にトラブルも少なく、長持ちするので結果、“安くつく”のです。

それは、私たちリフォーム屋が一番知っていますからね(*´艸`)

こういう家を建ててもらえるお施主さんは、本当に幸せだと思います。